12日午後4時10分頃、北九州市小倉北区の住宅で、福岡県警小倉北署員がこの家に住む男性(73)の遺体と、一部が白骨化した女性とみられる遺体を発見した。男性の妻(70歳代)と連絡がとれておらず、同署は、1人の遺体は妻の可能性もあるとみて身元の確認を進めている。
同署によると、この家は夫婦の2人暮らしで、同日午後3時50分頃、新聞配達員から「郵便受けに新聞がたまっている」と近くの交番に届け出があった。同署員が駆けつけたところ、男性は台所の流し台に寄りかかった状態で死亡しており、もう1人は和室に横たわっていた。
男性の死因は病死。もう1人は司法解剖の結果、死因は不詳で外傷はなかった。死後半年から数年と推定され、骨盤の形状から女性とみられるという。