近大剣道部員逮捕 19歳部員2人も一緒に飲酒 大学が会見

近畿大学(東大阪市)は18日、剣道部の男子学生(21)=3年=が同学年の男子部員(21)に暴行してけがをさせたとして、傷害容疑で逮捕されたと発表した。当時一緒に飲酒していた男子部員のなかに19歳の部員2人(2年)がいたことを近大が記者会見で明らかにした。以前にも2年の部員9人全員が20歳未満なのに飲酒していたことも判明し、近大は調査して厳正に対処するとしている。
近大によると、逮捕された男子学生は事件当時、少なくとも生ビールのジョッキ2杯とグラスワイン3~4杯、日本酒をおちょこで4~5杯飲んだ。酒の強要はなかったとされるが、被害部員ら嘔吐(おうと)する人もいたという。事件後、男子学生の指示で19歳の部員2人は警察が到着する前にその場を離れていた。
近大では2017年、テニスサークルの飲み会で男子学生(当時20歳)が一気飲みをした後に死亡する事件が起きた。これを受け、近大では新入生の必修科目に飲酒マナーの授業を取り入れるなどしている。仲林真子(みちこ)・学生部長は「皆様の信頼を裏切り、心からおわびする。改めて再発防止に取り組みたい」と話した。【岩本一希、林みづき】

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