いきなり目の前に現れる逆走車。ハンドルを握っていたのは、いずれも高齢者だった。
車の往来がある中で周囲をウロウロ
10月12日午前11時ごろ、佐賀県武雄市の道路を走っていた車が、信号に差し掛かったその時…。異変を感じたドライバーがブレーキを踏む。逆走車が道路をふさぐように止まっていたのだ。
目撃者: 運転手は高齢の男性だったと思う。車の往来があるところなので、ちょっと危険だなと思って。
逆走車のドライバーは高齢とみられる男性。さらに高齢女性が車の外に出て、車道を歩いていた。この女性は道路の真ん中で何をしていたのか。
目撃者によると、交差点付近で止まっていた逆走車は元の道路に戻るため、助手席に座っていた高齢女性が車を誘導していたという。
映像では、警察官が高齢女性を注意するような場面もあった。
目撃者: 女性の方も外に出ている状況だったので、もしかしてぶつかった時に、女性も巻き込まれて大事故になるのではと思って、ヒヤヒヤしながら見ていました。
ギリギリ衝突回避 “逆走している”と認識?
愛媛県松山市では15日、市内の道路を走る車の目の前に現れた逆走車が、間一髪で正面衝突を免れた。
前を走っていた車を見ると、ギリギリのところで逆走車との衝突を回避している。この危険な運転をしていたのは、高齢女性だったという。
目撃者: 本当に危ないなと思ったので、すぐ急ブレーキをかけたところ、相手のドライバーも手を上げるようなしぐさがあった。自分が逆走している、まずいところに入った認識はされているのかな。
目撃者によると、逆走した高齢女性は現場から100mほど先にある交差点で、間違えて一方通行の道路に侵入したのではないかという。
相次ぐ高齢者の逆走。国土交通省の調査では、高速道路での逆走件数が最も多いのは、75歳から79歳(2011~16年 年換算)。その主な原因は、道を間違えたことだという。
松山市で高齢者による逆走を目撃したドライバーは、「私もいずれ高齢者になるので、そうなった時には早めに免許返納して、周りに迷惑かけないようにしたいと思います」と話した。 (「イット!」10月17日放送)