大阪・高槻市の障害者施設で職員が複数の利用者に殴る蹴るの暴行、骨折させる

知的障害者らが入所や通所をする大阪府高槻市の施設「三島の郷」で、職員1人が複数の利用者に暴行していたことが市や施設への取材でわかった。うち1人は骨折していたといい、市が詳しい経緯を調べている。
市などによると9月下旬、利用者1人の様子がおかしいことにスタッフが気づき、利用者が医療機関を受診したところ、骨折していた。施設の聞き取りに対し、1人の職員がこの利用者を殴ったり蹴ったりしたと認めたという。
施設側が室内のカメラの映像などを調べ、この職員が他の複数の利用者にも暴行していたことが確認されたという。施設は10月上旬、市に報告した。尾山浩志施設長は「利用者や家族におわびしたい。全容解明や原因の究明にあたりたい」と話している。
三島の郷は社会福祉法人「大阪福祉事業財団」が運営。主に知的障害者に対し、入所支援(定員95人)やショートステイサービス(定員8人)を提供している。

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