3日、東京都足立区の90代の女性からキャッシュカードをだまし取り、現金を盗んだ疑いで、小林貢樹容疑者(21)が逮捕された。
通報のきっかけは、小林容疑者が「支店」という漢字を「市店」と書いたのを、被害者の女性が不審に思い、警察に通報したことだ。
特殊詐欺の引き出し役を逮捕
15日、降りしきる雨の中、東京・西新井警察署から出てきた眉間にしわを寄せる男。
特殊詐欺の引き出し役とみられ、詐欺・窃盗の疑いで逮捕された小林貢樹容疑者(21)だ。
3日、東京都足立区の90代女性に、銀行員を装って「補助金が出るので、新しいカードを発行する必要がある」と電話した。
そして、キャッシュカードをだまし取り、現金100万円を盗んだ疑いが持たれている。
警察によると、小林容疑者は女性の家を訪れた際、銀行員と信じさせるため、紙に身元の情報を書いた。
「支店」を「市店」と書き間違える
しかしこの時、小林容疑者は、大きなミスを犯していたのだ。
それは、書き間違え。「支店」という漢字を「市店」と書いていた。これを不審に思った90代女性は、銀行に確認。その後、警察に通報し、事件が発覚した。
小林容疑者は、「全て私がやったことで間違いありません」と容疑を認めている。 (「イット!」 10月16日放送より)