福教大教授が“覚醒剤使用” 尿検査で陽性 ストローなど押収「大きな衝撃」

覚醒剤を使用したとして福岡県宗像市の福岡教育大学に勤務する教授の男が22日、逮捕されました。九州厚生局麻薬取締部が23日、発表しました。
覚醒剤取締法違反の疑いで緊急逮捕されたのは、福岡教育大学の教育学部の教授、坂井孝次容疑者(52)です。
九州厚生局麻薬取締部によりますと、坂井容疑者は10月12日ごろから22日までの間、福岡県内またはその周辺で覚醒剤を使った疑いです。
麻薬取締部の調べに対し、容疑をおおむね認めているということです。
22日に任意で尿検査をしたところ、陽性反応が出たことから緊急逮捕したものです。
覚醒剤は見つかっていませんが、麻薬取締部は坂井容疑者の自宅から、吸引に使ったとみられるストローなどを押収しています。今後、覚醒剤の入手経路などについて調べる方針です。
福教大の飯田慎司学長は「10月22日夕方、本学教員が覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されました。教員養成大学である本学において、このような事案が起こったことに大きな衝撃を受け、深刻に受け止めております」としたうえで、「大学の長として、遺憾の意を表明するとともに、学生の皆様、教育関係者の皆様はもとより、関係する多くの方々に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。現在、当局において捜査中ですが、本学においても捜査に全面的に協力するとともに、規程に則り厳正に対処していく所存です」とするコメントを発表しました。
福教大のホームページによりますと、坂井容疑者の専門分野は『教育仮名書道・仮名書法』、『書道』などです。
日本書道史を基にした書作品の研究と実作への取り組み、日本独自の文字である平仮名、片仮名について、その文字骨格となった、元々の漢字の字母・字源からの考え方を基本として、分かりやすく文字の指導を行っています、と記されています。

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