政府が今月末を予定する経済対策の発表が11月にずれ込む可能性が出てきた。20日召集の臨時国会で行う岸田文雄首相の所信表明演説が、23日に先送りされたことが理由。政府関係者が16日、明らかにした。
政府は、経済対策の発表について、10月下旬からの衆参予算委員会の後を想定している。自民党国対幹部によると、予算委は11月初めまでかかる見通しという。
政府・与党は当初、所信表明演説を召集日の20日に実施し、10月中に予算委審議を終わらせる日程を描いていた。ただ、22日投開票の衆参補欠選挙を前に行うことに野党が反発し、23日に先送りされた。
[時事通信社]