免許返納後は片道20キロを自転車で移動 空き巣を「職業的に」60年以上繰り返す 「わしは大泥棒や」81歳男を起訴 被害額は1300万円以上

5月、兵庫県姫路市の住宅に侵入し現金などを盗んだとして、81歳の男が逮捕・起訴されました。
警察によりますと、男は1960年代の初めから60年以上にわたって「職業的に」空き巣を繰り返していたとされ、警察に対し「わしは大泥棒や」と話しているということです。
住居不定・無職の81歳の男は5月、姫路市の住宅2軒に侵入し現金計約26万円などを盗んだとして、住居侵入と窃盗の疑いで逮捕され、すでに起訴されています。
警察によりますと、男は2016年10月から今年6月までの間に、兵庫県と岡山県で同様の窃盗を繰り返し、あわせて約1300万円以上を盗んでいたということです。
男は、帽子や手袋、マスクと手提げかばんを持参して、2018年に車の免許を返納してからは、主に自転車で時には片道20キロを移動。
姫路市など兵庫県西部を中心に、施錠されていない車や住宅などに侵入し、現金などを盗んでいたといいます。
男は1961年ごろから60年以上にわたって盗みを繰り返していたとみられ、警察に対し「わしは大泥棒や。わしみたいな盗っ人はおらへんで」などと話す一方、「もう二度としません」、「出所した後は老人ホームに入りたい」と反省の言葉も口にしているということです。

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