9月24日、岐阜県各務原市の結婚式場で食事をした29人が下痢や発熱など食中毒の症状を訴えました。県の保健所は28日付けで当面の間 営業禁止とする行政処分を行いました。
食中毒が発生したのは各務原市の結婚式場「ブライダル・オン・ウォーター・コッツウォルズ」です。
岐阜県によりますと9月24日、結婚式の披露宴で食事をした参列者など77人のうち、20歳から84歳の男女29人が下痢や発熱、嘔吐などの症状を訴えました。いずれも命に別状はなく症状は快方に向かっているということです。
26日、参列者から県の保健所に連絡があり、保健所は客を診察した医師から食中毒の届け出があったことなどから、この結婚式場で食中毒が発生したと断定。
28日付けでこの結婚式場に対し、再発防止措置が講じられるまでの間、厨房の使用を禁止する営業禁止の行政処分を行いました。
参列者らが口にしたのはサーモンマリネ、ミートローフと野菜の包み焼き、スープ、牛肉のソテー、ケーキなどですが、食中毒の原因は分かっていないということで、県は原因を調査しています。
県内ではことしに入り食中毒の症状を訴える人が合わせて405人に上り、去年の同じ時期より222人多くなっていて県は調理する際の手洗いの徹底などを呼び掛けています。