北海道音威子府村で去年12月、雪下ろしをしていた男性作業員2人が落雪に巻き込まれて死亡した事故で、
名寄警察署は9月15日、村から作業を受託した建設会社社長の男を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
男は去年12月27日、音威子府村咲来のリサイクル処理施設で屋根の雪下ろしをしていた木村佳伸さん(当時64)と瀬川和雄さん(当時60)に、
命綱やヘルメットを着用させるなどの安全対策を怠り、死亡させた疑いが持たれています。
木村さんと瀬川さんは屋根からの落雪に巻き込まれて約5.5メートルの高さから転落し、搬送先の病院で死亡しました。
事故当時の音威子府村の積雪は平年の約1.5倍にあたる146センチで、気温も氷点下0.6度と落雪が起きやすい状況でした。