新潟県警は11日未明、55歳の警部を不同意わいせつの容疑で逮捕したと発表しました。
逮捕されたのは、新潟県警の組織犯罪対策課次長の梅川稔容疑者(55)です。
警察によりますと梅川容疑者は、10月6日午後10時30分頃、 新潟市内で女性が大量のアルコール飲料を飲んで泥酔していて同意できない状態にあるにもかかわらず、わいせつな行為をした疑いがもたれています。
被害者の女性から7日に警察へ申告があり事件が発覚しました。
梅川容疑者は6日は、夕方まで通常勤務でその後、酒を飲んだとみられています。
警察は被害者の女性と梅川容疑者の関係や、容疑に対しての認否を捜査に支障があるとして明らかにしていません。
幹部警察官の逮捕を受けて、県警首席監察官の小森也寸志警視正は、「幹部警察官がこのような事案で逮捕されたことは誠に遺憾であり、被害者及び県民の皆様に深くお詫び申し上げます。本件につきましては、捜査・調査を尽くし、明らかになった事実に即して厳正に対処いたします」とコメントを発表しています。
警察官が不同意わいせつ容疑で逮捕されるのは2018年2月の強制わいせつ事件で50代の警部補が逮捕されて以来となります。
(※刑法の改正でことし7月から、強制わいせつは罪名が不同意わいせつに変更)