兵庫県西宮市教育委員会は、市立小中学校6校に通っていた卒業生、約1500人の個人情報が記載された書類を紛失していたことを明らかにしました。
西宮市教委によりますと8月、市立小学校での文書の点検で、卒業生の個人情報が記載された「指導要録」の紛失が判明しました。
その後、63の市立学校で緊急調査をした結果、あわせて6ヵ所の小中学校で同様の書類の紛失が分かったということです。
紛失した指導要録には、2003年度から2010年度の間に卒業した1522人の名前や生年月日が記されていました。
指導要録は法律で20年間の保存が定められていますが、誤って廃棄されたとみられます。
現時点で紛失による被害は確認されておらず、西宮市教委は、個人情報が流出した可能性は低いとしています。