消えた障害年金 恵庭の牧場「奴隷労働」、市議会で追及 事態看過の疑惑、被告の恵庭市から明確な答弁なし

きょう開かれた恵庭市議会で、先日、訴訟が提起された市内牧場での虐待に関する質疑が行われました。
恵庭市議会の元議長がオーナーだった遠藤牧場は、雇用していた知的障害のある3人に対し劣悪な環境で過酷な労働をさせ、障害年金を搾取したとして当事者から先月、訴えを起こされています。また、その事実を知りながら隠ぺいしていたとして、恵庭市も訴えられています。
きょうの本会議で「市民と歩む会」の柏野大介議員は、この件で市がどういった調査を進めていたのか質問しましたが・・・。
市総務部長「裁判の中で、我々の主張というのは法廷で行っていく。ここで場外戦のように申し上げるものではない」
柏野議員「市が行っている障害福祉行政に関わることですよね。問題があったと思った人が民事訴訟を起こしていることと、市の行政が正しく行われているかは関係がないですよね!それはここで答えるべきことじゃないですか?」
しかし、その後も市からは裁判を理由に詳細についての説明はなされませんでした。
傍聴していた原告弁護団は。
中島哲弁護士「我々が裁判をほのめかせたことを理由に何も説明しないというのは、恵庭市民にとっても侮辱的な行為ではないでしょうか」
議会は来月16日まで開かれますが、この問題に関する一般質問はほかに行われない見通しです。また、初弁論は11月28日に予定されています。

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