ロシア訪問で日本維新の会を離党した鈴木宗男氏に政治家女子48党との共闘浮上

ロシア訪問および発言を巡って日本維新の会を離党した鈴木宗男参院議員(75)に捨てる神あれば拾う神ありだ。お家騒動で揺れる政治家女子48党との共闘も浮上してきた。
2019年の参院選比例代表で維新から当選した宗男氏は2年後に改選を迎える。「生涯政治家を掲げていて、維新にいれば次も比例代表から出馬で当選確実でしたが、無所属では北海道選挙区から出るくらいしかなく、再選の道はイバラ。比例で出るには国政政党の後ろ盾が必要になる」(永田町関係者)
崖っぷちの宗男氏に救いの手を差し伸べるのではないかとみられているのが政女党だ。大津綾香氏と代表権を争っている斉藤健一郎参院議員は先月、事務所のメイン政策を「北方領土を取り返す」と掲げ、ホリエモンこと堀江貴文氏から「実現不可能な政策出して人気取りしてんじゃねーよ。プーチンと直談判できんのか?」とダメ出しされていたばかり。
そのタイミングでロシア通・宗男氏の“フリー宣言”だ。斉藤氏は「宗男さんからはロシアのチャンネルをぜひご紹介いただきたい。北方領土返還の意志を引き継ぎたい」とプーチン大統領と会談したこともある宗男氏の議員外交力を高く評価する。
宗男氏といえば、ガーシー元参院議員の除名で懲罰委員長を務め、同党とは因縁があるかにみえるが、ガーシーは処分最中に「(宗男氏は)懲役行って、また受かるってのはすごい。興味がある」と対談を申し入れたほどで、支援者のわだかまりもない。2年後の宗男氏の参院選対応について斉藤氏は「状況次第では」と代表権を取り戻してからとしたが、国会内での会派結成なら代表権争いの影響はないことから近い将来の現実味も帯びる。同党元参院議員の立花孝志氏も宗男氏とは良好な関係を築いており、両者が手を組んでもおかしくない環境にある。

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