ロシアが日本産水産物の輸入を制限…中国に同調か 農水省「不当であり遺憾」

中国に続いて、ロシアも日本産水産物の輸入を制限すると発表した。農林水産省は「決定は不当であり遺憾だ」とコメントしている。
福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐっては、10月10日にテレビ会議形式で、ロシアが求めていた水産物の放射性物質の検査結果などについて日本側が説明し、追加の質問にも15日に回答していた。
しかし16日、中国に続いてロシア検疫当局も日本産水産物の輸入を制限すると発表した。中国に同調して日本をけん制する狙いがあるとみられる。
農水省は「ロシア側とは議論してきたつもりだが、科学的な根拠無く規制が決定されたことは不当であり遺憾である」とコメント。また、「各省庁と連携して決定の撤回を求めていく」としている。
一方、ロシアはあくまで予防措置で、輸入制限の期間は「ロシア側の専門家の分析が終わるまで」と説明している。

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